パソコンの買い替えや新生活のタイミングで、「MacBook AirとMacBook Pro、結局どっちがいいの?」と悩む人は非常に多いです。
どちらもAppleが誇る人気ノートパソコンですが、実際に選ぶとなると性能・価格・使い勝手など違いが多く、決めきれない方も多いのではないでしょうか。
2025年現在、MacBookはそれぞれのモデルがさらに進化し、**M3チップ搭載のMacBook Air(2024年モデル)と、M3/M3 Proチップ搭載のMacBook Pro(2023〜2024年モデル)**が現行ラインナップの中心となっています。
この記事では、最新モデルのスペックを比較しながら、用途別にどちらを選ぶべきかを徹底的に解説していきます。あなたにぴったりの1台を見つけるための参考になれば幸いです。
1. MacBook AirとProのざっくりした違い
まずは簡単に、MacBook AirとProの特徴をまとめておきましょう。
比較項目 | MacBook Air | MacBook Pro |
---|---|---|
軽さ・薄さ | ◎(約1.2kg) | △(1.5〜1.6kg) |
性能 | 高性能(M3) | 超高性能(M3 Pro / M3 Max) |
価格 | 比較的安い | 高め(20万円台〜) |
バッテリー持ち | 長い(最大18時間) | 非常に長い(最大22時間) |
ディスプレイ | Liquid Retina | XDR(Proはより明るく美しい) |
冷却ファン | なし(ファンレス) | あり(負荷時に冷却) |
それぞれのメリット・デメリットが明確で、選び方を間違えると「オーバースペックだった」「思ったより処理が遅い」など、後悔につながります。
2. 2025年のラインナップ概要(最新モデル)
✅ MacBook Air(2024年春発売)
- モデル:M3チップ搭載(13インチ / 15インチ)
- メモリ:8GB〜24GB
- ストレージ:256GB〜2TB
- 重さ:約1.24kg(13インチ)/1.51kg(15インチ)
- 価格:164,800円〜(13インチモデル)
✅ MacBook Pro(2023〜2024年)
- モデル:M3 / M3 Pro / M3 Max 搭載(14インチ / 16インチ)
- メモリ:8GB〜128GB(Pro/Maxモデル)
- ストレージ:512GB〜8TB
- 重さ:約1.55kg(14インチ)/2.16kg(16インチ)
- 価格:248,800円〜(14インチM3モデル)
Proモデルは、Proチップになると価格も性能も一気に跳ね上がります。
3. 性能で比べる:M3 vs M3 Pro/Maxの違い
✅ M3(Air / Pro)
- 日常使用〜中程度の作業(動画編集、画像処理)までスムーズ
- ファンレスのため静か、ただし高負荷時に熱くなることも
✅ M3 Pro / M3 Max(Pro専用)
- プロユース向けの性能
- 大規模な動画編集や3Dグラフィックス、AI開発に対応
- 発熱対策として冷却ファンを内蔵
結論から言えば、動画を4Kで編集したり、複数の重いアプリを同時に使う人でなければ、M3(無印)で十分です。
4. デザイン・携帯性の違い
✅ MacBook Air:薄くて軽くて持ち歩きやすい
Airの最大の魅力は、軽量・薄型であること。13インチモデルなら重さはわずか約1.24kg。
リュックやトートバッグに入れてもほとんど重さを感じません。
大学生・出張が多い社会人・カフェ作業派には特におすすめ。
✅ MacBook Pro:高級感あるがやや重め
Proはパフォーマンス重視の設計なので、厚みや重量があります。
16インチモデルになると2kgを超えるため、持ち運び前提の人にはやや不向き。
据え置きメインでの利用が中心なら問題ありません。
5. ディスプレイ・音質の違い
✅ AirのLiquid Retina:高解像度で十分綺麗
Airのディスプレイは解像度・発色ともに非常に優秀。
動画視聴・画像編集・プレゼン資料など、一般的な用途ならまったく不満なし。
✅ ProのXDRディスプレイ:圧倒的に美しい
HDR対応、最大1600ニトの輝度、黒の表現力が段違い。
映像制作・写真の色調補正など、色表現にこだわる人にはPro一択。
また、スピーカー性能もProの方が数段上。空間オーディオ対応で音の広がりを実感できます。
6. バッテリー・ポート類の違い
項目 | MacBook Air | MacBook Pro |
---|---|---|
バッテリー時間 | 約18時間 | 約22時間 |
ポート類 | MagSafe・Thunderbolt×2・ヘッドホン端子 | MagSafe・HDMI・SDカード・Thunderbolt×3など充実 |
Proはポートの種類が豊富なため、外部ディスプレイやカメラ、SDカードを多用する人には便利です。
AirはUSB-Cハブを使えば対応できますが、やや手間です。
7. 価格差とコスパを比較する
モデル | 最低価格(税込) | 性能 |
---|---|---|
MacBook Air M3(13インチ) | 164,800円〜 | 十分な高性能 |
MacBook Pro M3(14インチ) | 248,800円〜 | 高性能+冷却+XDR |
MacBook Pro M3 Pro | 約32万円〜 | 超高性能(動画編集・開発)向け |
性能差以上に価格差が大きいため、「何に使うか」を明確にしないと、Proはオーバースペックになりがちです。
8. どちらが向いている?用途別おすすめ
✅ MacBook Airが向いている人
- 大学生や社会人の基本業務
- Webライター・ノート用途・資料作成
- 外出先で使う機会が多い人
- コスパ重視&無駄なく使いたい人
✅ MacBook Proが向いている人
- 映像編集や3Dモデリング、音楽制作をしている
- 4K/8K素材を扱うプロレベルの作業が必要
- 外部モニター・機材との接続が多い
- ディスプレイの色再現にこだわりたい
9. 実際に使って感じた体験談(筆者の感想)
筆者はMacBook Air M2(13インチ)と、MacBook Pro M3 Pro(14インチ)の両方を使った経験があります。
Airはとにかく軽く、日常の執筆や資料作成にぴったり。電車の中でも膝の上で快適に使えるのが嬉しいポイントでした。
一方、Proは動画編集やLightroomの重い処理でも余裕。複数のアプリを立ち上げてもサクサク動き、さすがの一言。
ただ正直、重さと価格を考えると「Airでよかった」と思う場面が多かったのも事実です。
10. よくある質問(Q&A)
Q. これからプログラミングを学ぶ人にはどっち?
→ MacBook Air M3で十分です。
HTML、Python、JavaScriptなどの開発ならAirでストレスなし。Xcodeも動きます。
Q. MacBook Airでも動画編集はできる?
→ はい、できます。ただし4K動画を頻繁に扱う場合はProがおすすめ。
Q. Office(Word・Excel)は使える?
→ 両方使えます。Apple公式でもMicrosoft Officeが利用可能です。
まとめ:2025年、あなたにとってのベストはどっち?
比較ポイント | MacBook Air | MacBook Pro |
---|---|---|
軽さ・持ち運びやすさ | ◎ | △ |
性能(一般用途) | ◎ | ◎ |
性能(プロ用途) | △ | ◎ |
バッテリー持ち | ○ | ◎ |
ディスプレイの美しさ | ○ | ◎ |
価格 | ◎(低価格) | △(高価格) |
結論:Airは万人向けの万能モデル。Proは“目的が明確な人”のための高性能マシン。
迷っているなら、まずはMacBook Air M3から始めるのが正解。必要になったらProに乗り換えるという選択もできます。
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