「これからプログラミングを始めたいけれど、どんなパソコンを買えばいいのか分からない…」
そんな悩みを抱えている方は多いと思います。パソコン選びは、プログラミング学習の第一歩。そしてその選択が、学習効率や快適さに大きく影響します。
この記事では、初心者から中級者・上級者まで、用途や目的別におすすめのノートパソコンを厳選して7台紹介します。
また、選び方のポイントや注意点についても、わかりやすく解説しますので、これからパソコンを買う人はぜひ参考にしてみてください。
1. プログラミング用パソコンを選ぶポイント
まずは、パソコン選びで重要になるスペックや機能について説明します。
✅ CPU(頭脳)
プログラミングでは、CPUの性能が開発スピードや処理能力に直結します。
目安としては:
- 初心者:Intel Core i5 第10世代以上 または AMD Ryzen 5 以上
- 中〜上級者:Intel Core i7 / Ryzen 7 以上
PythonやWeb開発ならi5で十分ですが、機械学習や動画処理を行うならi7クラスを選んでおくと快適です。
✅ メモリ(作業スペース)
最低でも 8GB。余裕があれば 16GB がおすすめ。
複数のソフトやタブを同時に開くことが多いプログラミングでは、メモリが少ないと動作が重くなります。
✅ ストレージ(保存容量)
- SSD(256GB以上)推奨。起動・保存が速く、全体的に快適です。
- HDDは価格が安いですが、速度が遅いため非推奨。
✅ OS(Windows / Mac / Linux)
- Windows:最も汎用性が高く、ソフトも豊富。学校や仕事でも多く使われる。
- Mac:iOS開発(Swift)やWeb系に強い。デザインやUI重視なら◎。
- Linux:サーバーやインフラ向け。ただし初心者にはやや難易度高め。
2. 初心者におすすめのノートパソコン3選
① Lenovo IdeaPad Slim 5
- CPU:AMD Ryzen 5 7530U
- メモリ:16GB
- SSD:512GB
- 価格帯:約10万円以下
- OS:Windows 11
【おすすめポイント】
コスパ重視の王道モデル。軽くて持ち運びしやすく、ブラウザ・エディタ・ターミナルを同時に開いてもサクサク動きます。価格を抑えつつも性能を確保したい人にぴったり。
② HP Pavilion Aero 13
- CPU:Ryzen 5 または Ryzen 7
- メモリ:16GB
- SSD:512GB
- 重量:約957g(超軽量)
- 価格帯:10〜12万円
【おすすめポイント】
見た目もおしゃれで、持ち運びに最適な軽量ノート。大学生やカフェ学習する人に人気。電池持ちも良く、在宅・外出どちらにも対応。
③ Apple MacBook Air M2(2024年モデル)
- CPU:Apple M2チップ
- メモリ:8GB(16GBにカスタム可)
- SSD:256GB〜
- OS:macOS
- 価格帯:16万円前後
【おすすめポイント】
Macでプログラミングを始めたい人に定番。iPhoneアプリ開発を目指す人には唯一無二の選択肢です。M2チップは処理速度・電池持ち・静音性すべて高評価。
3. 中〜上級者におすすめのノートパソコン
④ Dell XPS 13 Plus
- CPU:Intel Core i7(第13世代)
- メモリ:16GB〜32GB
- SSD:512GB〜
- ディスプレイ:高解像度4K対応
- 価格帯:18万円〜
【おすすめポイント】
高性能+高品質。Web開発はもちろん、動画編集や機械学習にも対応。ディスプレイが非常に美しく、作業効率が上がります。スタイリッシュな外観も◎。
⑤ LG gram 16(2025年モデル)
- CPU:Intel Core i7
- メモリ:16GB〜32GB
- SSD:512GB〜
- 重量:約1.2kg(16インチなのに軽い)
- 価格帯:20万円前後
【おすすめポイント】
大画面で作業したい人におすすめ。16インチでも1.2kgの超軽量で、長時間の開発作業やマルチウィンドウ表示も快適。バッテリー持ちも優秀。
⑥ ASUS Vivobook Pro 15 OLED
- CPU:Ryzen 7 / Core i7
- メモリ:16GB
- SSD:512GB〜
- ディスプレイ:有機EL 15.6インチ
- 価格帯:13万〜16万円
【おすすめポイント】
画面がとにかく綺麗。プログラミングだけでなく、デザイン・動画編集にも使える。テンキー付きなので、数値入力が多い作業にも便利。
4. ゲーム・AI・動画編集もやるなら…
⑦ Razer Blade 14(ゲーミング兼開発用)
- CPU:Ryzen 9 / Core i9
- GPU:RTX 4060〜4080
- メモリ:16GB以上
- SSD:1TB
- 価格帯:30万円前後
【おすすめポイント】
高性能GPUを搭載しており、AI学習やゲーム開発、3Dモデリングなどにも最適。ファンの音が大きめですが、その分パワフル。将来的に本格的な開発に進む予定の人向け。
5. よくある質問(FAQ)
Q1. Chromebookはプログラミングに使える?
→ Web系言語(HTML・CSS・JavaScript)なら可能です。
ただし、本格的なアプリ開発やPythonなどを扱うには不向き。Linux対応モデルなら多少拡張可能ですが、初心者にはおすすめしません。
Q2. 中古パソコンでもOK?
→ スペックが条件を満たしていれば問題ありません。
ただし、バッテリーの劣化や保証面に注意。保証付きの整備済製品(Amazon Renewed、Apple整備済品など)を選ぶと安心です。
Q3. WindowsとMac、どちらが良い?
→ Web系やAIならどちらでもOK。
iPhoneアプリを開発したいならMac一択です。逆に、Windowsにしか対応していないツールも一部あります。
6. まとめ:目的と将来を見据えて選ぼう
プログラミング用のノートパソコン選びは、「どんな開発をするか」「どれくらいの期間使いたいか」によって最適な選択が変わります。
- 初心者:10万円前後で性能と軽さのバランスが取れたモデル
- 中級者:16GB以上のメモリ+Core i7以上
- 上級者・専門分野:GPU搭載機やMacBook Proクラス
迷ったら、まずは使い勝手の良い中価格帯のモデル(Lenovo IdeaPadやHP Aeroなど)から始めてみるのが無難です。
追記:購入前に確認しておきたいチェックリスト
- キーボード配列は「日本語」か「英語」か
- USBやHDMIなどのポート数
- 冷却性能やファン音
- 重量とサイズ(持ち運ぶかどうか)
- バッテリーの持ち時間
パソコンは長く使うものなので、自分にとってストレスのない1台をじっくり選んでくださいね。
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